院長のつぶやき

坐骨神経痛の原因は腰椎椎間板ヘルニアだけではない?

2025/11/28

腰から足にかけての痛みやしびれ、「坐骨神経痛」と呼ばれる症状に悩む方は少なくありません。多くの方が「腰椎椎間板ヘルニアが原因」と思い込むことがありますが、実際には坐骨神経痛を引き起こす原因は多岐にわたります。原因によって治療方法や施術のアプローチも変わるため、正確な鑑別が重要です。今回は、腰椎椎間板ヘルニア以外の代表的な原因と症状の特徴について解説します。


1. 梨状筋症候群

特徴

梨状筋症候群は、お尻の深層にある梨状筋が坐骨神経を圧迫することで生じます。特徴的な症状は以下の通りです。

  • お尻や太もも外側の痛み・しびれ
  • 長時間座ると痛みが強くなる
  • 股関節を外側に開く動作で症状が悪化

腰椎には異常がなくても、梨状筋が緊張することで坐骨神経痛が出るため、ヘルニアとは異なる施術が必要です。


2. 腰部脊柱管狭窄症

特徴

腰部脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり神経が圧迫される疾患です。典型的な症状は次の通りです。

  • 長時間歩くと足のしびれやだるさが出る
  • 前かがみの姿勢で症状が軽減する(「間欠性跛行」)
  • 両側の足に症状が出ることもある

脊柱管狭窄症の場合は、腰の骨を安定させながら神経への圧迫を減らす運動療法が中心となります。


3. 腰椎滑り症(腰椎分離すべり症)

特徴

腰椎滑り症は、腰椎が前方にずれることで神経根が圧迫され、坐骨神経痛を引き起こすことがあります。

  • 腰痛とともに片側または両側の足のしびれ
  • 前屈や後屈で症状が変化する
  • 若年者ではスポーツ活動が原因で起こることもある

原因が椎間板や筋肉以外の構造的な不安定性にあるため、関節の安定性を高める施術や体幹強化が重要です。


4. 帯状疱疹による神経痛

特徴

帯状疱疹は、水痘ウイルスの再活性化によって神経に炎症が起こる疾患です。

  • 腰やお尻、足に痛みとピリピリ感、火傷のような痛みが出る
  • 皮膚に発疹が出る(初期は痛みのみの場合も)
  • 神経痛が数週間〜数か月続くことがある

腰椎や骨には異常がなくても、神経の炎症が坐骨神経痛に似た症状を引き起こします。


5. 牽引損傷や筋肉性坐骨神経痛

特徴

スポーツや転倒などで腰やお尻、太ももの筋肉が過伸展・損傷を受けることで、坐骨神経に関連する痛みが出ることがあります。

  • 痛みは比較的局所的で、筋肉の押さえた部分で再現されやすい
  • 足の動作で痛みが増減する
  • 長時間座るよりも筋肉の硬さや緊張に伴って症状が出る

筋肉性の場合は、筋緊張の緩和やストレッチ、運動療法が中心となります。


6. その他の原因

坐骨神経痛はまれに以下のような疾患でも起こることがあります。

  • 骨盤腫瘍や骨折による神経圧迫
  • 膝裏の神経障害(脛骨神経圧迫)
  • 糖尿病などによる末梢神経障害

これらは症状の出方や検査で鑑別が必要です。

坐骨神経痛でお悩みの方は、一度ご来院ください。

—————————————————

治療院 春の風(はるのかぜ)

【住所】

埼玉県川口市坂下町1丁目12-9 emビル101号室

【HP】

https://harunokaze-hatogaya.com

【電話番号】

048-446-6683 

※施術中で電話に出れない場合は折り返しさせていただきます

【アクセス】

鳩ヶ谷駅から徒歩4分、新井宿駅から車で5分、東川口駅 車で15分、蕨駅 車で15分、 西川口駅 車で20分

駐車場あり(事前予約必須/バイク可)

【営業時間】

9:00~19:00(受付18:30まで) 

【定休日】

月曜・日曜・祝日 

おひとりおひとりのお悩みに合わせてじっくりカウンセリングさせていただき、最善の治療方法をご提案させていただきます。

ご来店を心よりお待ちしております。

整骨院/整体/整体院/根本改善/肩こり/腰痛/坐骨神経痛/脊柱管狭窄症/姿勢改善/頭痛/猫背/首/むくみ/冷え/ヘルニア/鍼灸/骨盤/骨盤矯正/矯正/痛み/スポーツ/産後/しびれ/痺れ/慢性/川口/蕨/西川口/東川口/新井宿/鳩ヶ谷/南鳩ヶ谷/草加/駅チカ/駅近/自律神経

—————————————————

お悩みの症状についてお気軽にご相談ください! お悩みの症状についてお気軽にご相談ください! 24時間OK オンライン予約はこちら
TOPに戻る