院長のつぶやき

鍼治療と徒手療法の得意・不得意とは?|それぞれの特徴を活かすことが重要です

2026/9/26

「鍼治療と整体、どちらを受けた方がいいですか?」

患者様から、このような質問をいただくことがあります。

当院では鍼治療と、手を使って行う徒手療法の両方を行っています。

結論からいうと、

鍼治療と徒手療法は、どちらが優れているというものではありません。

それぞれ得意なことが違います。

そのため当院では、症状や身体の状態を評価したうえで、鍼と徒手療法を使い分けたり、組み合わせたりすることを大切にしています。


鍼治療が得意なこと

鍼治療の大きな特徴は、手では届きにくい深部の組織まで直接刺激できることです。

例えば、

・局所の血流改善
・深部の強い筋緊張や筋膜へのアプローチ
・痛みの調整
・神経や筋への刺激

などを目的として使用します。

慢性的な腰痛では、多裂筋や腰方形筋など、身体の深い場所にある筋肉が関係していることがあります。

このような場所は、表面からのマッサージでは十分な刺激を加えにくいため、鍼治療の得意分野といえます。

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一方で、鍼治療だけでは改善しにくい問題もあります。

例えば、

関節の位置や動き、筋力低下、身体の使い方の問題

などです。

こうした部分では、徒手療法や運動療法が重要になります。


徒手療法が得意なこと

徒手療法とは、治療者が手を使って関節や筋肉などにアプローチする治療です。

当院では特に、

・関節の位置や動きの調整
・関節可動域の改善
・筋肉の働きの改善
・筋力強化
・正しい身体の動かし方を覚える運動学習

などに徒手療法や運動療法を活用します。

例えば腰痛でも、股関節や腰椎の動きが悪くなっている場合には、単純に硬い筋肉へ鍼をするだけでは不十分です。

関節の動きを改善したうえで、

「正しく動かせる身体」に戻していくこと

が必要になります。

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鍼だけ、徒手だけでは足りないことがある

例えば、腰痛の患者様に

「深部筋の強い緊張+股関節の硬さ+筋力低下」

があったとします。

この場合、深部筋に対しては鍼治療が適しているかもしれません。

しかし、それだけでは股関節の動きや筋力は十分に改善しません。

そこで、

鍼治療で深部筋へアプローチ
↓
徒手療法で関節の動きを改善
↓
運動療法で筋力や身体の使い方を改善

というように、それぞれの長所を組み合わせます。


当院では「治療方法」より「原因」を優先します

当院では、

「鍼灸院だから鍼をする」

「整体だから手で治療する」

という考え方ではありません。

私は鍼灸師だけでなく理学療法士の資格も持っています。

そのため、

鍼治療・徒手療法・運動療法の中から、その患者様に必要な方法を選択する

ことを大切にしています。

重要なのは、何の治療をするかではなく、

「なぜ痛みが出ているのか」「その原因を改善するには何が必要なのか」

を考えることです。


まとめ|それぞれの長所を活かすことが根本改善につながる

鍼治療は、

血流改善、深部の強い筋緊張・筋膜、痛みや神経・筋への刺激

などを得意としています。

一方、徒手療法や運動療法は、

関節の位置や動きの調整、可動域改善、筋力強化、運動学習

などを得意としています。

どちらか一つですべてを解決しようとするのではなく、

身体を評価して、その時に必要な治療を選ぶことが重要です。

当院では、鍼灸師・理学療法士として両方の知識と経験を活かし、鍼治療・徒手療法・運動療法を組み合わせながら根本改善を目指しています。

腰痛や肩こり、坐骨神経痛、膝・股関節・肩関節の痛みなどでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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