「鍼治療と整体、どちらを受けた方がいいですか?」
患者様から、このような質問をいただくことがあります。
当院では鍼治療と、手を使って行う徒手療法の両方を行っています。
結論からいうと、
鍼治療と徒手療法は、どちらが優れているというものではありません。
それぞれ得意なことが違います。
そのため当院では、症状や身体の状態を評価したうえで、鍼と徒手療法を使い分けたり、組み合わせたりすることを大切にしています。
鍼治療の大きな特徴は、手では届きにくい深部の組織まで直接刺激できることです。
例えば、
・局所の血流改善
・深部の強い筋緊張や筋膜へのアプローチ
・痛みの調整
・神経や筋への刺激
などを目的として使用します。
慢性的な腰痛では、多裂筋や腰方形筋など、身体の深い場所にある筋肉が関係していることがあります。
このような場所は、表面からのマッサージでは十分な刺激を加えにくいため、鍼治療の得意分野といえます。
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一方で、鍼治療だけでは改善しにくい問題もあります。
例えば、
関節の位置や動き、筋力低下、身体の使い方の問題
などです。
こうした部分では、徒手療法や運動療法が重要になります。
徒手療法とは、治療者が手を使って関節や筋肉などにアプローチする治療です。
当院では特に、
・関節の位置や動きの調整
・関節可動域の改善
・筋肉の働きの改善
・筋力強化
・正しい身体の動かし方を覚える運動学習
などに徒手療法や運動療法を活用します。
例えば腰痛でも、股関節や腰椎の動きが悪くなっている場合には、単純に硬い筋肉へ鍼をするだけでは不十分です。
関節の動きを改善したうえで、
「正しく動かせる身体」に戻していくこと
が必要になります。
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例えば、腰痛の患者様に
「深部筋の強い緊張+股関節の硬さ+筋力低下」
があったとします。
この場合、深部筋に対しては鍼治療が適しているかもしれません。
しかし、それだけでは股関節の動きや筋力は十分に改善しません。
そこで、
鍼治療で深部筋へアプローチ
↓
徒手療法で関節の動きを改善
↓
運動療法で筋力や身体の使い方を改善
というように、それぞれの長所を組み合わせます。
当院では、
「鍼灸院だから鍼をする」
「整体だから手で治療する」
という考え方ではありません。
私は鍼灸師だけでなく理学療法士の資格も持っています。
そのため、
鍼治療・徒手療法・運動療法の中から、その患者様に必要な方法を選択する
ことを大切にしています。
重要なのは、何の治療をするかではなく、
「なぜ痛みが出ているのか」「その原因を改善するには何が必要なのか」
を考えることです。
鍼治療は、
血流改善、深部の強い筋緊張・筋膜、痛みや神経・筋への刺激
などを得意としています。
一方、徒手療法や運動療法は、
関節の位置や動きの調整、可動域改善、筋力強化、運動学習
などを得意としています。
どちらか一つですべてを解決しようとするのではなく、
身体を評価して、その時に必要な治療を選ぶことが重要です。
当院では、鍼灸師・理学療法士として両方の知識と経験を活かし、鍼治療・徒手療法・運動療法を組み合わせながら根本改善を目指しています。
腰痛や肩こり、坐骨神経痛、膝・股関節・肩関節の痛みなどでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。