巷に溢れる痛みをとる方法。しかしこれらのコンテンツは、ただ「10秒間ストレッチをしましょう」とか「この部分をマッサージしましょう」のようなコンテンツが多いです。
しかし、このブログをご覧のあなたは、それだけでは物足りず、「なぜ痛みがでているのか?」を知りたいという方が多いと思います。
ですので、今回は、ただ方法をお話しするのではなく、痛みの原因を解説する動画になります。
動画の内容をもとに文章でも記載いたしますので、詳しくは上記の動画をご覧ください!
痛みの原因といった場合、痛みがどの部位で発生しているのかを検証することが多いのですが、仙腸関節部において、痛みを発生させる組織は靭帯となります。
その根拠として、こんな実験がありました。
仙腸関節部に痛みを訴える人を集め、A群には「仙腸関節の内部」にそしてB群には「仙腸関節部の靭帯」に局所麻酔を打ち、その後の痛みの改善度を調べたところ、「靭帯」へ局所麻酔を打ったB群の方が痛みを感じなくなったといった結果が得られました。これらの結果から、仙腸関節性腰痛は「靭帯」の痛みである可能性が濃厚であると言えます。
後仙腸靭帯
仙結節靭帯
この2つが代表的な仙腸関節の靭帯になります。これら2つの靭帯は骨盤の歪みやずれによって負荷が加わり、その結果が痛みとなって表出されます。
では、ここからは一般の方向けにこれらの靭帯に痛みが生じる原因を考えていきましょう。
骨盤の歪みやズレ。これを生じさせる負荷は、「左右の骨盤の捻れ」になります。ただし、この捻じれは数ミリ程度の捻じれになり、一般の方がみてもわからないレベルだと思います。余談ですが、たまに、脚の長さを比べ、骨盤の歪みを指摘する先生もいらっしゃいますが、私はその様な確認方法は使いません。
では、具体的になぜ骨盤は歪んだり、ズレが生じてしまうのか。
以上が挙げられます。
この記事をみているあなたが、一般の方なら、「日常生活の偏った負荷」が自分でケアできる領域と考えられます。
まず、自分でできるケアとしては「脚を組まない」「片足荷重で立たない」「床に座らな」「腰を丸めて座らない」これらの腰にかかる負荷を減らすだけでも仙腸関節性腰痛の発症率を大幅に下げることができます!
では、すでに痛みが出ている方は、どの様に改善すれば良いか。それは、「普段の負荷の逆をやる」ことになります。
要するにあなたの腰痛(仙腸関節性腰痛)がどの負荷によって出現したかを考え、その負荷と逆方向にストレッチを行うのです。
では、仮にあなたの仙腸関節性腰痛が長時間このような姿勢を続けたことで発症したとしましょう。この姿勢は、右脚が上で、左が下ですよね。すると骨盤は、右が上方へ捻じれ、左は下方に捻れます。この姿勢は、専門的にいうと「右仙結節靭帯」が伸張されている状態です。伸張されているとは、伸ばされていると言うことですが、この負荷が長期的にかかると、靭帯性の痛みが発症すると言うわけです。
普段からこのような姿勢で座ることが多い方は、
このようなストレッチ(左の骨盤を上方へ捻り、右の骨盤を下方に捻る)を行うことで症状が改善することが多いです。
人の体は本当に多種多様で、痛めた原因も人それぞれです。ですので、このストレッチさえすれば仙腸関節性腰痛は改善する!のようなものは存在しません。
重要なのは、なぜ痛みが出たのか。それを自分で考え判断し、その逆方向へストレッチをかけることです。
本ブログのコンセプトの1つである「考えて治療する」その考える材料を今後も提示していきたいと思います!
それでもダメなら是非一度当院へお越しください!しっかりとお身体を診せていただきます!
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