動画で解説している内容の要点をまとめて記載いたしますが、細かい解説は動画で聞いていただけますと幸いです。
「治らない。」これが僕の回答になります。この記事を読んでいただいている方のなかには、症状で悩んでいる方も多くいらっしゃると思いますが、残念ながら、腰部脊柱管狭窄症は僕の治療では、治せません。では、他院の治療家の方々は、治せるか。という問いには、多分治せないのではと考えております。整形外科医も同様の解釈をしている方が多いと思われます。
それではなぜ、多くの治療家が「腰部脊柱管狭窄症は治る!」と謳っているのか。
それも少し違います。実際に整形外科医に「腰部脊柱管狭窄症」と診断を下され、症状が治っている方も多くいることも、また事実なのです。そうなると、どちらも嘘をついている訳ではなくなり、矛盾が生じることになります。
しかし、今回の議論も、こう考えると矛盾なく解釈できます。
・「腰部脊柱管狭窄症」は手術以外で「治る」or「治らない」
ではなく、
・治療家(鍼/マッサージ/ストレッチ/体操)が治療して治った症状は、そもそも「脊柱管狭窄症ではなかった」
こう考えると、どちらも嘘をついているわけではなく、実際に診断されたが、症状が治った方がいてもおかしくないですよね。結果、「腰部脊柱管狭窄症」という診断は誤診だったといえます。
事実、腰部脊柱管狭窄症の症状である、間欠性跛行は脊柱管の狭窄によって生じるとされています。
しかし、脊柱管の狭窄があっても「無症状」の方も世の中に大勢いることもまた、事実なのです。
要するに「脊柱管が狭窄している」+「長時間歩けない(間欠性跛行)」= 「腰部脊柱管狭窄症」
といった、単純な方程式ではなく、
「脊柱管に狭窄がある」= 症状が「ある」or「ない」
「連続で長時間歩けない」= 原因が「腰部脊柱管狭窄症」or 「それ以外の何か」
といった具合に、単純な分類わけはできない症状なのです。
先程あげた、連続で長時間歩けない、それ以外の原因として
・臀部(お尻)の筋肉が硬直し神経を圧迫
・腰周囲の筋肉が硬直し神経を圧迫
・腰椎の動きが悪い
・生活習慣が腰に負荷をかけている
・下肢(太ももの筋肉など)に原因がある
・血液循環の不良
・椎間板の関連痛
・歩き方の問題
etc…
などなど。実は腰部脊柱管狭窄症で出現する「間欠性跛行」様の症状は、さまざまな原因で起こりうる症状なのです。
これらの原因でおこった、長時間歩行での症状は、どれも鍼灸師や整体師が治療できる問題なのです。
最後に私が思う腰部脊柱管狭窄症の治療の概念をまとめます。
以上が私の個人的考え方となります。
腰部脊柱管狭窄症といわれたが、すぐに手術は気が引ける。
そんな方は、是非一度当院の治療を受けにきてください!あなたの症状改善をオーダーメイドの治療でしっかり診させていただきます!
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