今回の動画は私が講師を努めるセミナーにご参加される先生方向けの動画になります。しかし、一般の方が聞いても腰痛や肩こりの対処の参考になると思います!是非最後までご覧ください。
1つ目は団体の信憑性になります。たまに「当院独自の方法で!」とか「独自に開発した」などといった、0(ゼロ)から治療法を編み出す先生がいらっしゃいます。しかし、これらのほとんどが、残念な治療結果だったり、全く効果が実証されていないものばかりです。しかし、当院もその概念を使用する「マッケンジー法」は国際的にその効果が認められ、世界中のセラピストが、腰痛、肩こりに対して、その効果を実証しています。もちろん、研究・論文の発表も随時行なっており、数字やデータで効果を示しています。
現在、28カ国に支部があり、40カ国で講習会が開催されています。私の考えですが、誰かが考えた独自の方法より、世界で使われている治療法の方が信憑性が高く、その効果も期待できるのは言うまでもありません。
そして、協会の信憑性もさることながら、マッケンジー法の生みの親である、Robin Mackenzie 先生の功績も世界で認められており、信憑性の高い考え方といえます。
マッケンジー法をお勧めする理由の2つ目は、腰痛や肩こりの原因をしっかりと患者様に説明し、自らの努力で痛みを管理できる点です。
多くのマッサージ店や整体院はその場で良くなるが、すぐに戻ってしまうことが多いです。しかし、マッケンジー法の概念の主軸として「自分で管理できる人をつくる」ことに重きを置いているため、再発しない考え方が身につきます。私も、治療のなかで、特に重要視しているのが、患者様への説明です。「〇〇さんの腰痛は日頃の座り方の影響かも知れませんね」などと、今回発症した症状の原因を本人自ら考え日常生活で修正できる人になってもらう様にしています。この考えの方が、結果的に、治療院へ来院する回数が少なくなり、自立できる訳です。
では次に、マッケンジー法が重要視する治療の考え方について解説していきます。
マッケンジー法はMDT(Mechanical Diagnosis and Therapy)と呼ばれており、その考え方が独特です。概念の全容は複雑で難しい点が多いのですが、簡単にまとめると「症状の改善は負荷をかけてみないとわからない」といった考えが近いと思います。これは、私個人の解釈ですが、この考え方が腰痛や肩こりにお悩みの方には重要になってきます。
では、この考え方がなぜ重要なのか。それは、現在の医療の中心は「構造で判断してしまう」からです。特に、痛みといったら一般的に整形外科に受診する方が多いかと思います。すると、「関節が狭くなっている」や「変形が進んでいる」といわれることが多いかと思います。そして、最終的には手術になってしまうといった、流れになるわけですね。これは「構造」をメインで考える整形外科医の考え方になるからです。
しかし、マッケンジー法では、構造と症状は一致しないとの解釈なのです。要するに、「変形があっても痛みがない人もいるし、変形がなくても痛い人はいるよ」といった考え方なのです。
この考えの利点は、手術に頼らなくても症状が改善する可能性があると言った点です。整形外科にいったら、手術と言われたけど、ストレッチやマッサージで治ったというケースも良く聞きますよね。これらは、構造的異常イコール症状ではないことの一つの例だと考えます。
では、実際にマッケンジー法ではどの様に治療を遂行していくのか。それが、改善する「方向」を見つけることになります。
改善する方向とは具体的に、長時間ソファに座っている方がいるとして、腰痛を訴えているとします。この場合、腰が丸まっている時間が長いから腰痛が出現したと考えると、「腰を反らせば症状が楽になる」と解釈する訳です。要するに、痛みが出た「方向」は腰が丸まっていたこと。そして、改善する「方向」は、反らす方向と言う訳です。
治療方針は問診をしっかり行なって、肩こり・腰痛の原因を特定する。その原因が患者様の生活習慣に潜んでいる可能性を示唆し、本人にその自覚を持ってもらい、適切なマネージメントを自分でも行える。
これが、マッケンジー法の考え方であり、当院でもその概念を取り入れて介入をおこなっております。
以上、マッケンジー法の私なりの解説でした!
また、マッケンジー法の治療を受けたい方は是非当院へ!
あなたの肩こり・腰痛をしっかりみていきます!
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