院長のつぶやき

腰椎椎間板ヘルニアの最初の対応は?

2025/7/2

腰椎椎間板ヘルニアは“最初から手術”ではない!まずは保存療法を

腰椎椎間板ヘルニア(以下ヘルニア)は、背骨の間にある椎間板が外に飛び出し、神経を圧迫して痛みやしびれ(坐骨神経痛)を引き起こします。ですが、最初から手術が必要というわけではありません

エビデンスが示す“保存療法の優位性”

多くの研究は、初期治療として保存療法(安静+薬+理学療法)の有効性を裏づけています。
・AFP(米国家庭医療学会)によると、急性の坐骨神経痛患者の約90%は、6週間以内に保存療法のみで改善し、1年後の手術と長期的な予後には差がないと報告されています 。
・また、JAMAのスポーツ選手アウトカム研究(SPORT試験)では、初期の手術群と保存療法群は、2年後には同程度の改善を示したものの、手術群はやや早期に症状が軽快したにすぎないと結論づけています 。

このように、即時手術ではなく、まず数週間の保存的治療を行うことが医学的に推奨されているのです。

🔍保存療法で行うべき対応

  1. 安静より“活動継続”が基本
     完全な寝たきりではなく、痛みが許す範囲で動きながら、筋力と体幹を維持します en.wikipedia.org+8en.wikipedia.org+8en.wikipedia.org+8
  2. 薬物療法
     NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)や筋弛緩剤の使用が推奨され、コルチコステロイド全身投与は有効性に乏しいとされています 。
  3. 理学療法・運動療法
     McKenzie法やWilliams運動、ストレッチ、体幹強化トレーニングなどが有効です jamanetwork.com+15verywellhealth.com+15verywellhealth.com+15
  4. 補助的介入
     温熱療法、牽引、マッサージ、整骨・カイロプラクティックも短期の痛み軽減には有効ですが、長期効果は定かではありません 。

✔ 手術が検討されるのは…

保存療法を6週間試しても改善しないケース、あるいは

  • 足の筋力低下(歩行障害)、
  • 排尿・排便障害(馬尾症候群)、
  • 進行性の神経麻痺、
    などの**神経学的“レッドフラグ”**がある場合のみです 。

✅ 結論:「まずは焦らず、保存療法を」

  • 圧倒多数のヘルニアは、6〜12週間以内に保存療法で自然改善します。
  • 手術は“早く楽になりたい場合”や、重度で緊急性のあるケースに適応されますが、リスクや再発の可能性もあることを理解しておく必要があります 。

✨あなたとヘルニアの付き合い方

  1. まずは保存療法を試す(適切な運動、薬、理学療法)
  2. 6週間後の経過を確認(痛み・しびれの改善具合、神経症状の有無)
  3. 改善がなければ、専門医と相談して手術も視野に

腰椎椎間板ヘルニアは「手術がゴール」ではありません。身体のメカニズムを理解し、最初は保存的アプローチを粘り強く続けることが、将来的な後遺症を抑え、快復への近道となります。

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