それでは、今回は「肩関節周囲炎」いわゆる四十肩・五十肩についての解説です!
特に、夜間の痛み「夜間痛」が特長的な症状になり、罹患者を苦しめますね( ; ; )
今回はそんな症状にお悩みの方に参考となる動画になっております。是非最後まで観て下さいね!
この流れで解説しております。
まず、発症機序ですが、現在はいくつかの発生機序があると考えられています。
ただし、今回はその中でも有力視されている、「肩峰下の圧上昇」をメインテーマとして解説しております。
では、肩峰下ってどこのこと?
そもそも、肩関節とは、肩甲骨と上腕骨(腕の骨)の2つの骨で構成されており、肩甲骨の外側端を「肩峰」と呼ぶのです。そのまさに直下の空間部分を「肩峰下」って呼ぶわけですね。この肩峰は肩関節の「屋根」の部分になります。
ざっくり解剖学を解説するとこんな感じですね!ただし、なんとなくこんな感じなんだなぁ。程度の解釈でOKです!
で、この肩峰下に腱や筋肉が癒着してしまい、関節が拘縮(固まってしまう)と関節の隙間が狭くなり、血流不全が起こることで、あの辛い痛みが発生するってわけですね。。。
これが、夜間痛の発生機序とされています。
それでは次に、なぜ「夜間だけ疼痛が出現する」のか、について解説します。動画では解説しているのですが、肩関節周囲炎の典型的症状として、関節可動域制限(動く範囲が狭くなる)と夜間痛(眠ている時の痛み)が大きな2つの症状と解説しました。この夜間痛は動かしていなくても痛みが出現するといった、ちょっと特殊な症状です。
通常、肩関節は生活していると腕の重力によって引っ張られている状態です。この引っ張られる力を牽引力と呼びますが、この力が常に関節を広げる方向に伸ばしているのです。
それは、ズバリ「除圧」をすることです。除圧とは先程説明した「牽引力」のことになります。
具体的方法として
ご自身で行う場合、この2つが良いかと思います。
1.ウォーキングに関しては、生活習慣病の予防や改善にも役に立ち、悪いことなしですね!
ちなみに、最近この肩関節周囲炎も生活習慣病の一種と考えられています。なぜなら、発症者は大体、運動習慣があまり無い方か、ディスクワークなどで、長期間同じ姿勢ととっている方に多いからです。是非、まずはウォーキングからでも始めてみましょう!
2.コッドマン体操ですが、これは日本整形外科学会のホームページにも載っている方法になります。
具体的な方法は、動画の方がわかりやすいのでそちらをご参照いただけますと良いかと思います!
今回は、肩関節周囲炎の夜間痛について解説いたしました!
ポイント
・夜間痛は肩関節周囲炎でよく出現する症状
・発症のメカニズムは関節の狭小化
・改善方法は関節内を除圧すること
・ウォーキング、コッドマン体操はお金がかからないオススメの体操
それでもダメなら是非一度当院へお越しください!しっかりとお身体を診せていただきます!
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