私が所持する免許のひとつに、理学療法士があります。理学療法士は、ケガや病気、加齢などによって生じる運動や機能の障害を評価し、回復や維持を目的として運動療法や物理療法、徒手療法などを行う国家資格です。今回は、私が行っている理学療法士としての徒手療法について、整体との違いや得意な症状について詳しく解説します。

理学療法士の中でも、徒手療法(Manual Therapy)は特に手技を用いたアプローチを指します。これは、関節や筋肉、神経の機能を改善するために、手を使って筋肉の緊張を緩めたり、関節の可動域を改善したり、神経の滑走を促す施術です。
徒手療法の特徴は、科学的根拠に基づいた評価と施術にあります。単に「揉む」「押す」といった施術ではなく、解剖学や生理学、運動学などの基礎医学を忠実に応用し、患者様の症状や体の状態に合わせて手技を選択します。筋肉や関節、靭帯、神経の構造を理解したうえで、痛みの原因となる機能障害に直接働きかけることができるのです。
一般的に「整体」と聞くと、昔からの民間療法のイメージを持つ方も多いと思います。日本の伝統的な整体は、骨格や筋肉の調整を行うことが主な目的ですが、体系化された科学的根拠は必ずしも明確ではありません。
一方、理学療法士の徒手療法は、西洋医学の体系に基づいた施術法です。解剖学的に筋肉や関節の位置、神経の走行を正確に把握した上で、症状の原因を評価し、改善に導きます。この点が、従来の整体とは学術的に大きく異なる部分です。徒手療法は、科学的・医学的に裏付けられた手法を用いるため、安全性と効果の再現性が高いことも特徴です。
私の徒手療法の実践領域では、以下の症状に対して特に効果を実感しています。
長時間のデスクワークやスマホ操作による肩の緊張を、肩甲骨周囲や頸部の筋肉に対する徒手療法で緩めます。肩甲骨の可動性を改善することで、肩こりによる慢性的な痛みやだるさの軽減が可能です。
腰痛の多くは、腰椎や骨盤周囲の関節・筋肉の機能障害が原因です。徒手療法では、腰椎や仙腸関節の可動域を評価し、関節や筋肉のバランスを整える施術を行います。これにより、慢性腰痛やギックリ腰後の残存痛も改善しやすくなります。
四十肩・五十肩などの肩関節周囲炎では、肩関節包や腱の硬さが痛みの原因になることが多いです。徒手療法により、肩関節の可動域を少しずつ回復させ、痛みを軽減することができます。痛みが強い急性期でも、安全に動かせる範囲で施術を行います。
股関節痛や歩行時の違和感は、筋力のアンバランスや関節可動域の制限が原因であることが多いです。徒手療法では、股関節周囲の筋肉を緩め、関節の動きを改善することで、歩行や日常動作が楽になることが期待できます。
理学療法士による徒手療法のメリットは、次の通りです。
これにより、肩こりや腰痛、肩関節や股関節の痛みなど、日常生活で困る症状の改善が可能です。
理学療法士としての徒手療法は、西洋医学に基づいた安全で効果的な手技療法です。整体のように骨格や筋肉を整えるアプローチは共通していますが、解剖学や生理学などの基礎医学をしっかり応用している点で、学術的に明確に区別されます。
私の施術では、肩こり、腰痛、肩関節の痛み、股関節の症状など、日常生活に影響を及ぼす症状に対して、痛みの原因を評価・特定し、徒手療法を通じて根本改善を目指しています。自己流のマッサージや運動で改善が難しい症状でも、安全に、科学的根拠に基づいた施術を受けることで、確実に改善へと導くことが可能です。
肩や腰、股関節などの不調でお悩みの方は、ぜひ理学療法士の徒手療法を体験してみてください。科学的に裏付けられた手技療法で、体の本来の動きと機能を取り戻すサポートをいたします。
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治療院 春の風(はるのかぜ)
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おひとりおひとりのお悩みに合わせてじっくりカウンセリングさせていただき、最善の治療方法をご提案させていただきます。
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