院長のつぶやき

変形性膝関節症と診断されても痛みはとれるの?

2026/2/21

「変形=痛み」とは限りません

整形外科で「変形性膝関節症ですね」と言われると、多くの方が「もう治らないのでは」と不安になります。
レントゲンで「軟骨がすり減っている」「骨が変形している」と説明されると、痛みの原因がすべて“変形”にあるように感じてしまいます。

しかし実際には、変形性膝関節症=必ずしも痛みの原因そのものとは限りません。

今回は、変形性膝関節症と痛みの関係について分かりやすく解説します。


■ 変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症とは、加齢や負担の蓄積により、

・軟骨がすり減る
・関節の隙間が狭くなる
・骨が変形する

といった状態を指します。

これは“関節の形の変化”を表している診断名であり、必ずしも「今の痛みの原因」そのものを示しているわけではありません。


■ 変形があっても痛くない人は多い

実際、レントゲンで明らかな変形があっても、痛みがほとんどない方も多くいらっしゃいます。
逆に、変形が軽度でも強い痛みを感じる方もいます。

つまり、変形の程度と痛みの強さは必ずしも一致しないのです。


■ 膝の痛みは何から来ているのか?

膝の痛みの多くは、

・関節周囲の炎症
・筋肉の緊張
・筋力低下
・関節の動きのアンバランス
・歩き方や姿勢の問題

などが関係しています。

膝関節そのものよりも、周囲の筋肉や動作の問題が痛みを作っているケースは非常に多くあります。

そのため、変形があっても、

✔ 筋肉のバランスを整える
✔ 歩き方を修正する
✔ 関節の動きを改善する

ことで、痛みが軽減することは十分にあります。


■ ただし、変形が強い場合は例外もある

一方で、変形がかなり進行している場合、

・骨同士が強く当たっている
・関節の不安定性が強い
・日常生活に大きな支障が出ている

といったケースでは、手術(人工関節など)が選択されることがあります。

このような状態では、当院での保存的な施術だけでは十分な改善が見込めないこともあります。

そのため、状態によっては整形外科での治療や手術が適切な場合もあります。


■ 大切なのは「今の痛みの原因」を見極めること

変形性膝関節症という診断は、「関節の状態」を示しています。
しかし、今感じている痛みの原因がどこにあるのかは、別途評価が必要です。

・筋肉なのか
・動きの問題なのか
・炎症なのか
・進行した変形なのか

これを見極めることが重要です。


■ まとめ

変形=もう治らない、ではありません

変形性膝関節症と診断されても、

✔ 変形そのものが必ずしも痛みの原因ではない
✔ 筋肉や動作の改善で痛みが軽減するケースは多い
✔ ただし重度の変形では手術が必要になることもある

というのが現実です。

「変形があるから仕方ない」と諦める前に、今の痛みの原因をきちんと評価することが大切です。
状態によっては、十分に改善が期待できるケースもあります。

膝の痛みでお悩みの方は、一度ご相談ください。今の状態を丁寧に確認し、最適な方向性をご提案いたします。


治療院 春の風(はるのかぜ)

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