
近年、「ストレートネック」という言葉を耳にする方が増えています。スマホの普及やデスクワーク時間の増加により、首や肩の不調で当院を訪れる多くの方が、このストレートネックに当てはまっています。しかし、「ストレートネックって実際は何?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。今回は、ストレートネックの本質と肩こりとの関連性、そして改善の方向性について分かりやすく解説していきます。
本来、頸椎(首の骨)は軽く前へカーブ(前弯)しています。この前弯のカーブが、頭の重さを分散し、首や肩の筋肉の負担を減らす働きをしています。
ところがストレートネックとは、この 頸椎の前弯が少なくなり、カーブがまっすぐに近い状態 を指します。
さらに正確に言えば、頸椎が後弯方向へ偏位している状態 とも言えます。つまり、本来前へカーブしているものが逆方向へわずかにそってしまい、首の自然な構造が崩れてしまうのです。
頸椎は頭の重さ(約4〜6kg)を常に支えるため、カーブが崩れると負担が一気に増え、首周りだけでなく肩や背中まで緊張しやすくなります。
原因として近年最も大きいのが スマホ操作 と 長時間のデスクワーク です。
スマホを見る姿勢では、頭が前に突き出しやすくなります。
例えば、頭がわずか15度前に倒れるだけで、首への負担は約2倍になります。スマホを何十分、何時間もこの姿勢で見続けることで、徐々に頸椎の前弯が失われてしまいます。
パソコン作業では、どうしても背中が丸くなり、頭が前に出た姿勢のまま固定されがちです。 この姿勢の積み重ねが、首の筋肉へのケア不足と結びつき、ストレートネックを引き起こす大きな要因となっています。
・うつむき姿勢が長い
・運動不足
・目の疲労
・寝具(枕)の高さが合っていない
といった要素もストレートネックを助長します。
ストレートネックになると、本来カーブで分散できていた頭の重さを 筋肉が直接支える構造 になります。
特に負担がかかるのは、
・首の後ろの筋肉(後頭下筋群)
・肩の筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋)
です。
これらが常に緊張状態になり、
「慢性的な肩こり」
「首が重い」
「頭痛が出る」
といった症状に直結します。
つまり、多くの人が悩む肩こりの根本原因が、実はストレートネックにあるケースがとても多いのです。

ストレートネックを改善するために必要なのは、失われた 頸椎の前弯(自然なカーブ)を取り戻すこと です。
・スマホを見る位置を下げない
・PC画面を目線の高さに近づける
・背もたれを使いすぎず、骨盤を起こして座る
これだけでも首の負担はかなり軽減します。
ストレートネック改善の基本は、
「頭を後ろに引く(頸椎伸展)体操」 です。
これは、頸椎の前弯を作り直すのに非常に有効です。
さらに、胸を開くストレッチや肩甲骨の可動域を広げるエクササイズも組み合わせることで、首の負担が減り、肩こりも緩和しやすくなります。
ストレートネックは見逃されがちですが、肩こりをはじめとした多くの不調の原因となる重要なポイントです。
現代生活ではどうしても避けられない姿勢もありますが、頸椎の前弯を意識して改善していくことで、症状は十分に良くなっていきます。
セルフケアだけで限界を感じる場合は、頸椎の状態をしっかり評価し、原因に合わせた施術を行うことが改善への近道です。
首や肩の不調が続く方は、ぜひ一度ご相談ください。
治療院 春の風(はるのかぜ)
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